五重塔

五重塔

五重塔(ごじゅうのとう)

五重塔 や三重塔など、本来は寺院に所属する建物です。仏舎利などを祀るために建てられました。これも「神仏習合」の流れで、神社に仏教の建物が混在していました。明治政府の「神仏分離令」により、 五重塔 も東照宮の敷地から移転する予定でしたが、明治政府に嘆願したかいあって、なんとか元の場所に置いておくことができました。

五重塔 は誰が寄進したのかしら?

日光東照宮 の 五重塔 は家康公の33回忌に若狭(福井県)の小浜藩主、酒井忠勝の寄進で1650年に建立されましたが、11代将軍徳川家斉の時代1815年に火災で焼失してしまったので、酒井忠進によって、その3年後に再建されました。
現在、私たちが目にしているのは、再建された 五重塔 です。
酒井忠勝は3代将軍家光より17歳年上だったので、家光の家臣として育った人で家光とその後の4代将軍家綱の時代に老中・大老を務めていました。

五重塔 の役割

前から不思議に思っていたのですが、五重塔 や三重塔は何のためにためられたのでしょう?
仏塔というのは、お釈迦様の遺骨を祀るために作られた建物が始めリで「ストゥーバ」に起源をもちます。現在ではお墓の後ろに「お塔婆」と言って木の長い板がありますがあれも実は同じ意味があったそうです。(父のお墓にあげるたびに何の意味があるのか不思議で仕方ありませんでしたが、やっとわかりました。)
日本で仏教が伝来すると、仏塔を建てることも行わるようになり、様々な階数の塔が建てられました。
もともと、お釈迦様の遺骨を祭るための建物なので、中には何もないのが当たり前で外側の窓や欄干などは単なる装飾としてしての役割しかありません。
2013年から五重塔の内部は一般公開されているので中を見ることはできます。

五重塔 の構造

五重塔 とスカイツリーは同じ高さです。
日光東照宮の 五重塔 はスカリツリーの高さと同じ標高に立っています。

日光東照宮 の五重塔 の高さは36メートルあります。高さ36メートルというとマンションにすると、だいたい10階から12階建です。かなり、高いですよね。 五重塔 は階数にすると5階なので、さほど高い建物もイメージがありませんが、10階だてのマンションだと「高い建物」というイメージがあります。しかも、日本は地震の国なので、五重塔 も耐震構造になっています。真ん中の心柱4階から吊下げられていて最下部は10センチほど浮いているので、それが揺れを逃がす仕組みになっているそうです。日光東照宮・五重塔 の免震構造を参考したのが東京スカイツリーです。だからというわけではないですが、五重塔 のある場所の標高はスカイツリーの高さと一緒だそうです。

五重塔 の彫刻

日光東照宮五重塔初重正面の干支の彫刻は家康・秀忠・家光の3代の将軍のものになっています。
日光東照宮五重塔初重正面の干支の彫刻は家康・秀忠・家光の3代の将軍のものになっています。

五重塔 はさすがに豪華絢爛な日光東照宮にふさわしい豪華な色彩、豪華な彫刻が施されています。
日光東照宮の初重には12の干支の彫刻が施されています。特に正面は家康公・秀忠公・家光公の干支になっているのは、どんな意味があるのでしょう。

おすすめ新着記事