本社

本社(ほんしゃ)

拝殿 、石の間、本殿の3つの建物を本社と言います。東照宮本社は 拝殿 (はいでん)、石の間、本殿が工の字形になっています。
拝殿 には「唐門」からは入ることができませんが、一般公開されているので脇の入口で靴を脱いで入ります。
拝殿 (はいでん)、石の間、本殿が工の字形になっていて、このような様式を「権現造り」と呼ばれています。 拝殿 とは、本殿の前にあり、参拝者がそこで儀式を行うための部屋です。

拝殿 は格式でわけられていた

まず 拝殿 に上がれたのは大名以上の身分で、しかもその格式によって拝礼の位置が決められていました。ですから、将軍には特別に「将軍着座の間」が用意されています。

拝殿 の中の「将軍着座の間」は今でも徳川宗家しか入れません。

ところが、そんな素晴らしい「将軍着座の間」ですが、特別に一般の方でも入る方法があります。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

拝殿 の霊獣「麒麟(きりん)」

「霊獣ワンダーランド」の東照宮なので、 拝殿 も様々な霊獣がいます。
間仕切りの右側の扉には麒麟(きりん)がいます。麒麟は真の平和の世の中にしか現れません。

拝殿 の霊獣「白沢(はくたく)」

間仕切りの左側の扉には白沢(はくたく)がいます。白沢(はくたく)は徳のある王様に助言を与えるために現れる霊獣です。
どちらも、狩野探幽の作で、どちらも、神君徳川家康公がいかに素晴らしい王様だったかということを表現しています。

拝殿 の三十六歌仙

拝殿 の欄間には「三十六歌仙」の額が並んでいます。三十六歌仙とは藤原公任の選んだ和歌の名人36人の総称です。
実は拝殿の欄干にかかっている額はレプリカで本物は東照宮宝物館にあるそうです。

拝殿 の天井

拝殿の天井には100頭の龍が絵が描かれています。狩野探幽とお弟子さんの競作なので、すべて、模様が違うそうです。

拝殿 の昇り竜・下り竜

拝殿 だけでなく、一般的に竜には「昇り竜」と「下り竜」とがあります。どちらも同じようなお顔をしているのでなかなか区別をつけにくいですが、「昇り竜」には私たちの願いの玉を天に届けるというという大事なお役目があるので、水晶の玉を手に持っています。ですから、手を見て水晶玉を持っていたら、それは「昇り竜」です。

拝殿 の座る順番

現代では一般公開の「 拝殿 」なので、並んだ順番で入って行きますが、江戸時代は身分社会なので、知行国の禄高の多い順に入ったそうです。なので、畳一枚が10万石位の換算で入口に行くほど下がっていったそうです。
大大名の気分を味わいたい方は入る時の順番をちょっと工夫して、一番最初に入るようにするといいです。

拝殿 と本殿をつなぐ石の間(いしのま)

拝殿 は人間がいる人の世界、本殿は神様がいらっしゃる聖域です。その二つを結ぶ役割なのが、「石の間」です。

拝殿 の向こうに「本殿」があります。

本殿は東照宮の中でも最も神聖な場所です。こちらは一般の方は立ち入り禁止です。「石の間」までは 拝殿 から行くことができます。
本殿には「獏(ばく)」がたくさんいます。「獏(ばく)」はやはり、霊獣で人の夢を食べると言われていますが、鉄や銅を特に食べるので、戦争でそれらの物資がなくなると死んでしまうので、東照宮、拝殿の奥の「本殿」には、「獏」をたくさん飼って「平和な世の中」ということをアピールしたかったのでしょう。

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