中禅寺の秘仏「吉祥天(きっしょうてん)」

歌が浜の伝説

784年に男体山登頂を成功した勝道上人が中禅寺湖に小舟を浮かべと、天女が舞い降りてきたそうです。その場所が「歌が浜」で、現在の中禅寺がある場所です。
吉祥天像は中禅寺の秘仏で、今まで公開されていませんでしたが、日光開山1250年を記念して平成28年から平成29年11月30日まで特別に公開されています。

吉祥天様

吉祥天は守護神である天部(てんぶ)の一つです。天部とは天界に住む者の総称です。六道の一つ天道に住む神様で、天部神とも言います。吉祥天のほか、梵天、帝釈天、四天王、弁才天、鬼子母神、大黒天、竜王、夜叉、聖天、毘沙門天(多聞天)、金剛力士、韋駄天、天龍八部衆、十二神将、二十八部衆などがあります。
吉祥天のお母さんは鬼子母神、旦那さんは毘沙門天さんです。

五節の舞(ごせちのまい)と吉祥天

新嘗祭(にいなめさい)などで行われる豊明節会(とよあかりのせちえ)で歌に合わせて4~5人の舞姫が舞います。これはもともと、吉祥天が5回振袖を振ったことから始まり、今でも宮中行事として残っているそうです。

吉祥天のご利益

吉祥天様は五節の舞姫に選ばれるだけあって美しい神様です。そしてそのご利益は、ああらゆる災難から逃れることができ、幸福・富・美をもたらしてくれます。
とても、素敵な神様ですね。
女性なら一度は、お詣りしてご利益をいただきたいものです。

法隆寺の吉祥天像

毘沙門天も吉祥天さんが一緒に祀られています。

毘沙門天も吉祥天さんが一緒に祀られています。

吉祥天はとても人気のある神様なので、全国各地に祀られています。奈良県、法隆寺では旦那様の毘沙門天と一緒に祀られています。
平安時代の作品で、日本最古の毘沙門天・吉祥天像だそうです。

日光の自然

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