小田代が原

小田代が原(おだしろがはら)

小田代が原 は戦場ヶ原の西に広がる湿原で、広さ的には戦場ヶ原の4分の1程度、約100ヘクタールだそうです。

シカよけネット

植物がシカに食べられてしまうのを防ぐために 小田代が原 の周囲にはシカよけのネットが張られています。

植物がシカに食べられてしまうのを防ぐために 小田代が原 の周囲にはシカよけのネットが張られています。

一時期、シカの被害にあって植物がなくなってしまったそうですが、今では周囲をシカよけのネットで囲まれているため、すっかり元の植物が戻ってきました。初夏から夏の時期の花盛りの 小田代が原 は目を奪われるような美しさがあります。

小田代が原 の貴婦人

小田代が原展望台から見ることができる、貴婦人という名前の白樺。

小田代が原展望台から見ることができる、貴婦人という名前の白樺。

私の撮影であまりうまく取れていませんが、一本の白樺の木が貴婦人です。[/caption]小田代が原展望台から真正面に一本の白樺の木が見えます。通称「貴婦人」と呼ばれている白樺です。背後にカラマツの林を従えて立っている様は正にお供を引き連れた貴婦人のような趣があります。カラマツは秋になると黄色く紅葉してそれが、まさに貴婦人の後ろに立てかけてある金屏風のような風景となります。

小田代が原 と朝霧(ガス)

その貴婦人の写真を撮るのに、普通の風景では面白くありません。朝一番の、まだ太陽の上らない時刻から多くのカメラマンは小田代が原展望台を目指して出発します。丁度、太陽がでるか、出ないかの時刻に「ガス」がかかって幻想的な風景を醸し出し、貴婦人の写真を撮るために多くのカメラマンは小田代が原に押し寄せます。
一度、小田代が原を歩いているときに「良いお天気ですね」って声をかけたら、「お天気が良すぎるのはダメなんだよ。ガスがかかってくれないとね」という返事でした。

小田代湖

2011年にできた小田代湖はとても大きくて、植物が水に沈んでいる機関も長かったので、翌年花つきが多少悪かったそうです。

2011年にできた小田代湖はとても大きくて、植物が水に沈んでいる機関も長かったので、翌年花つきが多少悪かったそうです。

小田代が原はもともと湿原でしたが、現在では乾燥化が進み草原状態ですが、雨がたくさん降ると、「小田代湖」という沼が出現します。大きさもその期間も降った雨の量によりますが、2011年に出現した「小田代湖」は過去最大級のもので、出現している機関も長かったそうです。

小田代が原 への行き方

小田代が原へは1993年から一般車両の通行が禁止されています。

小田代が原へは1993年から一般車両の通行が禁止されています。

小田代が原 へは国道120号線から入る道路がありますが、一般車両の排ガスによる環境破壊が深刻化し1993年(平成5年)に一般車両の通行を禁止し、それに代わる移動手段として低公害ハイブリッドバスを運行させることになりました。一般車両が通行しないことにより、 小田代が原 より奥は人間の世界ではなくなり、動物たちの世界となっています。
低公害ハイブリットバスは赤沼から出発しています。ハイシーズンの時は朝4時に出発する
早朝便もあります。
また、赤沼から歩いて 小田代が原 に行くこともできます。

小田代が原のトイレ

自然を大切にするという観点から汲み取り式のトイレです。

自然を大切にするという観点から汲み取り式のトイレです。

戦場ヶ原と同じように、人が押し掛けることによる環境破壊が深刻な 小田代が原 には残念ながら「水洗トイレ」はありません。 小田代が原 展望台のバス停に汲み取り式のトイレがあるほか、終点の千手が浜にトイレがあります。こちらは水洗式ではありませんが、汲み取り式とも違って、腰かけて使用することもできて、建物自体もきれいなので、おすすめです。

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