御水屋

御水屋(おみずや)

参拝者が手と口を清める場所を御手洗(みたらし)、手水所(ちょうずどころ)、御水屋(みずや)など言います。参拝者は 神社の作法通りに手と口を漱ぎます。昔はきちんと 神社の作法 どおりにしていたのでしょうが、今では何となくやっている人が多いのではないでしょうか。

御水屋 の由来~御水屋 は聖域に入る前に身を清めるところ。

聖なる神殿、聖域に入るので身を清める必要があるので、昔は自然の川や湧水を利用していたそうですが、境内に独立した建物を備えたのは東照宮の 御水屋 が最初だと言われています。

御水屋の作法

御水屋 で手と口をすすぐ。東照宮の 御水屋 はこのように水が下から吹きあがってきます。

御水屋 で手と口をすすぐ。東照宮の 御水屋 はこのように水が下から吹きあがってきます。

① 左手を清める

柄杓を右手でとって、水を汲み左手を洗います。

② 右手を清める

柄杓を左手に持ち替えて、水を汲み、右手を洗います。

③ 口をすすぐ

両手を洗い清めたら、柄杓を右手に持ち替えて、左の手のひらに水をためて、口をすすぎます。直接、柄杓に口をつけないようにしてください。

④ 柄杓を清める

もう一度、左手を洗い清めたら、柄杓をまっすぐにたてて、水を柄杓の柄をつたわせて、柄杓の柄を洗います。

⑤ 柄杓を元通りに伏せておく。

最後に柄杓を伏せて元の位置に帰しておきます。

御水屋 の水盤

御水屋 の水盤は1618年に九州の大名が寄贈したものだそうです。ちょうど、黒田長政が石鳥居を寄贈した年なので、その石の運搬を任された大名の一人が寄贈したのでしょうか。

サイフォンの原理でくりぬいた15センチの穴から水が噴き上がる仕組みになっているそうです。

御水屋 の屋根

御水屋 の屋根の一角が切り落とされています。それは、完全無欠なものに嫉妬心を抱く悪霊の気をそらすためだと言われています。実は、私の亡くなった父は家を何回か新築してくれたのですが、そのたびに、どこか工事が終わってないままにしておきました。当時はなぜ父がそんなことをするのかわからなくて、「工事代金が全部払えなかったのかな?」って勘ぐっていましたが、やっとわかりました。悪霊たちに「まだ、工事が終わっていないよ!完成していないよ」っという、意思表示だったのですね。

御水屋 の屋根の下

御水屋 の屋根の下には渦巻く波と飛竜(ひりゅう)の彫刻があり、飛竜は翼のある竜で水をつかさどる霊獣だそうです。また、御水屋 は水に関係あるところなので、「鯉」の彫刻もあります。

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