表門

表門

日光東照宮表門

日光東照宮の石鳥居を過ぎると「表門」があります。
表門は左右に「阿吽」の 仁王像 を安置しているので別名、「仁王門」とも呼ばれています。本来 仁王像 がおかれた仁王門は寺院の門のグループに入るのですが、やはり「神仏習合」の流れで東照宮の門として建造されました。
明治の神仏分離で一時期、 仁王像 は「大猷院」へ移転されましたが、1897年(明治30年に元の東照宮に戻ってきました。

仁王像 が聖域を警護する役割

仁王像 (金剛力士)は仏教の護法善神(守護神)で、敵を打ち負かす武器を身につけているそうです。
口をあけている「阿形(あぎょう)像」と口を結んだ「吽形(うんぎょう)」の2体で一対になって、寺院の表門に安置することが多いですが、これも「神仏習合」で東照宮の表門を守ってきました。
そして、面白いことに 仁王像 の裏には神社の守り神である「狛犬」が安置されています。

石鳥居が聖域と人間界を分ける「結界」の役割があったように、やはり「門」には「結界」という役割があるので、仁王像がおかれた「表門」の前では一礼してから中に入るといいと思います。その先は神様が御住みになる「聖域」なのですから。

仁王像の「阿吽(あうん)」は仏教の呪文

仁王像 の口を開けたり、閉じたりしている「阿吽(あうん)」ですが、仏教の呪文の一つで開いている方は「生命、あるいは始まり」と表わし、閉じた口は「死あるいは、終わり」をあらわし、悪霊を追い払うために憤怒の形相をしているのです。

仁王像 から生まれたもの

「阿吽(あうん)の呼吸」

そこから発展して一対になるものが表わされるようになり、狛犬も口をあけているものと閉じているものがあります。
その一対感から発展して、絶妙の呼吸や、言わなくてもわかるような感じが「阿吽の呼吸」という表現になって行きました。

「仁王立ち」

「仁王立ち」という表現もこの仁王像の決して動かない様子から生まれた言葉です。

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