牛石

牛石

女人近世(にょにんきんせい)


神社・寺院・霊場・修行場などで、女性の出入りを禁じたものです。日光では山中で修業ができるのは男性だけですし、中禅寺湖まで登って二荒山神社、中禅寺などに参拝し、そこで修業することも男性にしか許されていませんでした。
もし、現代でそんなことしたらさっそく、マスコミの大批判を浴びて、ましてや今や観光客の多くは女性たちたちなので、倒産してしまう旅館やホテルもあるかもしれません。神社・寺院にしても、参拝客の激減で成り立たなくなるかもしれません。

女人禁制の理由


その理由としては、女性には月経があるので、「不浄(ふじょう)」であると考えられてきたことがあります。
また、女性より男性の方が勝っていると考えられてきた風潮があります。
どちらにしても、現代の女性からは鼻で笑われてしまうものばかりです。

二荒山神社の 牛石


丑年生まれの娘がみんなに「 牛石 」と似ているといわれて写真に納まりました。
丑年生まれの娘がみんなに「 牛石 」と似ているといわれて写真に納まりました。


二荒山神社中宮祠、唐門の手前に「 牛石 」と呼ばれる石があります。それは、「山岳信仰の聖地」である日光では、女性と同じように牛や馬も結界があり、馬返しより上にはいかれませんでした。そして、それを破って牛を連れていったら、連れて行った牛が山の神の怒りに触れて「石」にされてしまったという事です。
そのような言い伝えがあったのですが、所在がわからなかったので、最近、二荒山神社中宮祠の境内に復元しました。
二荒山神社中宮祠の大鳥居の脇には、同じように石にされた女性、「巫女石(みこいし)」と呼ばれる石があります。